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ストレスチェック実施したその後は・・・?

2019.12.23

企業による健康管理

こんにちは、産業医の谷口 緑です。

これまでストレスチェックのお話を何度かしてきました。
今回は、ストレスチェックをした後、企業がとるべき対応を考えてみましょう!

この2つに分けて考えることが出来ます。
1.高ストレス者等の個別のフォロー
2.職場環境改善

 

1.高ストレス者等の個別のフォロー
ストレスチェックを実施すると、得点に応じて高ストレス者の判定が決まります。
また、産業医などのストレスチェック実施者により、全受検者の結果を確認した上で面接対象者が選定されます。
必ずしも、高ストレス者=面接対象者とは限らないのは難しいところですが、そこは実施者にお任せしましょう。

面接対象者に選ばれた方には実施者(実施者の指示を受けた実施事務従事者)から面接勧奨がされます。
この面接を受けるかどうかは受検者本人が決定することになりますが、企業としてはできるだけ面接を受けてもらうように時間やタイミング、場所などの配慮も大切です。

この様に、個別のフォローではまず、ストレスチェック後の面接を受けてもらうようにすることが大事です。
また、ストレスチェックの面接以外でも、産業医等による健康相談の機会を労働者に提供することが求められています。

 

2.職場環境改善
職場環境とは何でしょうか?
物や座席の配置、空調の設定、照明の明るさなどの物理的な環境がわかりやすいですね。
他にも、人間関係や働き方などの目に見えない環境もあります。
ストレスチェック後に集団分析を実施して、これらの職場環境改善に活用することが努力義務とされています。

具体的にはどのように取り組むのでしょうか?

①研修会や情報提供による学習の機会の提供
心身の健康について学んでもらう全従業員向けのもの(セルフケア)や、部下への接し方などを学ぶ管理監督者向けのもの(ラインによるケア)を中心として、知識や理解を得てもらうことも大事です。

②心の健康づくりのための体制整備
困った時の相談体制の構築や、産業医・外部の専門機関との連携についてなど、体制整備を事前にしておくことも大切です。

私が産業医契約をしている企業様の中には、ストレスチェックでも提携している株式会社H2コンサルタントを外部の専門機関の一つとして連携体制を構築している例もあります。
社内では相談しにくいという方には社外(事業場外の資源によるケア)のカウンセラー等の専門家に相談できる体制があることは心強いという声を聴きますね。

③社内の小集団活動による職場環境改善の企画立案
アンケートで労働者の声を吸い上げているという企業様は少なくないと思います。しかし、現場の意見を聞いたのであれば、現場の職員に職場環境改善そのものも企画立案してもらうという方法もあります。
より現場の実情に沿った職場環境改善ができることがメリットですね。
厚生労働省もMIRRORなどの職場環境改善ツールを開発しており、このような職場環境改善活動を推奨しています。

いかがでしたでしょうか?
ストレスチェックは受検すると個人結果が手元に残り、それが各自のセルフケアに役立つように作られていますが、説明もなく個人結果だけを渡されても活用の仕方がわからないという話は珍しくありません。
その場合には研修が有効でしょう。
また、困った時には自発的に産業医等に相談できる環境を普段から整えておくことも非常に重要なのです。

特に職場環境改善活動に取り組んだことのない企業様からは何をすればよいか分からないという相談が後を絶ちません。
そんな時には是非ドクターグリーンにご相談くださいね!

 

=====information=====
ドクターグリーンでは、ストレスチェックの中心となる実施者業務を、株式会社H2コンサルタント(http://h2-consul.com/)と提携して行なっております。
不明な点、不安な点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。
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