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女性の骨粗しょう症について
2022.10.18
コラム
こんにちは。
大阪、兵庫を中心に産業医をしております、谷口緑です。
毎年10月20日は、世界骨粗しょう症デーです。
骨粗しょう症は、骨がもろくなって、骨折しやすい状態になる病気です。
初期段階では、自覚症状がほとんどなく、静かに進行するため「サイレント・ディズィーズ(Silent Disease)」とも呼ばれています。
特に女性に多い病気で、骨粗しょう症になる人の80%は女性とも言われています。
閉経後の女性ホルモンの分泌低下により、50歳前後から急激に骨密度が減少するためです。
骨粗しょう症の予防のためには、カルシウムとカルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む食品を摂ることが大切です。魚介類、大豆製品、野菜、海藻類、乳製品などを積極的に食事に取り入れましょう。
また、日光にあたり運動をすることで、骨を作る細胞が活発化し、骨が丈夫になります。
普段運動をしないという方は、ウォーキングや簡単なストレッチから始めてみましょう。骨折の予防にもつながります。
なお、無理なダイエットは骨の成長に悪影響を及ぼします。20歳代までは、骨にカルシウムを貯蔵する大切な時期です。若い時のダイエットの影響で将来骨がボロボロになることがないよう、十分気を付けてください。
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