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春野菜について
2021.03.26
コラム
春野菜について
こんにちは。
大阪、兵庫を中心に産業医をしております、谷口緑です。
桜の開花もはじまり、いよいよ春ですね。少しずつ温かくなり、心も弾みますが、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。
春先に多い皮膚や粘膜のトラブル、疲労回復などに効果的な春野菜をご紹介します。
・ふきのとう
ふきの花穂のことで、カロテンやビタミンB1、B2が含まれています。ふきのとうの香り成分は、フキノリドと呼ばれ、胃腸の働きをサポートします。
ふきのとうの苦み成分のケンフェロールは、免疫機能を強化します。
・たらの芽
山菜の王様と呼ばれています。カリウムを多く含んでいるため、ナトリウムを体外に排出する働きがあり、高血圧の予防・改善に効果があると言われています。
またビタミンが豊富なため、アンチエイジング効果が期待できます。
・わらび
不溶性食物繊維が多く含まれており、糖の吸収を抑える効果があります。血糖値の急激な上昇を防ぐため、糖尿病の予防につながります。また便秘解消効果も期待できます。
尚、わらびには強い灰汁が含まれており、生で食べると中毒を起こしてしまうため、十分に灰汁を抜いてから調理をしましょう。
・菜花(菜の花)
菜花の苦みはイソチオシアネートという成分によるものです。強い抗酸化作用があり、免疫力を高めてくれます。ビタミンCも豊富なため、抗酸化作用に加え、美肌効果も期待できます。また、葉酸も多く含まれているので、貧血気味の方にもおすすめです。
冬の間に身体に溜まった老廃物を春野菜で排出し、元気な身体で新しい季節を迎えましょう。