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マスク着用で口呼吸になっていませんか
2020.11.26
コロナウィルス関連
こんにちは。
大阪、兵庫を中心に産業医をしております、谷口緑です。
新型コロナウィルス感染予防のため、マスクの着用は日常生活の一部となりました。マスク着用による息苦しさから、無意識のうちに口呼吸になっている場合があります。
呼吸は本来、鼻で行います。鼻呼吸は鼻毛や粘膜の働きでウィルスなどが体内に入るのを防いでくれるため、感染症の予防に効果があります。一方で、口呼吸は鼻毛のようなフィルターの役割をとなるものがなく、外の乾燥した空気が直接身体に入ってくるため、口や喉が乾燥しやすくなり、感染症にかかりやすくなってしまいます。また、口の中の乾燥により、口臭や歯周病の原因に。
人と話す機会が減って、口周りの筋力が衰え、口呼吸が慢性化している場合があります。口を閉じて、唇と歯茎の間に舌を入れて、舌をぐるりと回す運動をしてみましょう。口呼吸の予防と改善につながります。